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あめゆじゅとてちてけんじゃ

20.03.14

今日は昨日とうって変わってとても寒い一日になりました。

外はみぞれ交じりの雨が降っています。

こんなお天気に思い出すのが

「あめゆじゅとてちてけんじゃ」

宮沢賢治さんの永訣の朝という詩の一説です。

けふのうちに
とほくへ いってしまふ わたくしの いもうとよ
みぞれがふって おもては へんに あかるいのだ
(あめゆじゅ とてちて けんじゃ)…

まもなく消えようとしている妹の命。

高熱の妹ののどを潤すためにみぞれ交じりの雪をとりに行く兄。

とても悲しく、そしてお互いを思う気持ちがなんとも切なくて…

宮沢賢治さん、久しぶりに読み直してみようかなと思いました。

 

昨年末、パーキンソン病と誤嚥性肺炎で療養していた父が旅立ち

遺品の中から父の書いた詩が出てきました。

いつもチラシの端っこに走り書きしていたものを母が書き直したもの。

他にも、いろいろ出てきて、

いつか本が出せたらいいな、なんて言ってたことを思い出しました。

「田舎のタニシ」を雅号にして…

ちょっとその夢をかなえてみたくなりました。

少し落ち着いたら、まとめてみようと思います(^^♪

晩年の父の作品(?)で私のお気に入りがこちら

⇓⇓⇓

「昔イケメン 今はハゲ 明日はヨタヨタ墓探し♪」

最後までユーモアを忘れずに、お医者さんや看護師さん

介護士さんまで笑わせて療養生活を送っていた父。

今頃大好きなお酒をコップでごくごく飲んでいるかな~

 

 

 

                                tera 

 

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