メニュー
私は一人っ子で実家を守らないと、という思いがありました。
又、結婚当時夫は転勤族で「自分の家」を
持つことを諦めました。
状況が変わり、両親と同居することとなり
何度か自分の家を考えるチャンスがありました。
父の「自分の建てた家で最後まで過ごしたい」
母の「お父さんが建ててくれた家で暮らしたい」
そんな思いを聞き、もっともだな、と私も同調し、建て替えも諦めました。
両親と一緒に暮らせることの幸せと
これが親孝行でもあると思っていました。
設計という仕事柄、沢山のお客様のおうちづくりをお手伝いし、
皆さんの幸せな笑顔を見させていただきます。
オーナー様のお子様の成長や、
何年経っても気軽にお声をかけてくださることが嬉しく
私はとても幸せな仕事をさせていただいているなあ
と思っています。
先日、自分の誕生日を迎え、改めて感じたことは
娘が21歳、息子が18歳になり
子どもたちと一緒に過ごせる時間が後どのくらいあるのだろうか…
ということです。
子どもが巣立っていくことは大変うれしいことですが、
その時に自分の思いに気づきました。
私は「子供と一緒に暮らす家」を建てたかったんだな、ということ。
今からだって建てることはできるけど
子どもたちが巣立ってしまうことを考えたら
終の住処としての家づくりになるのかなと。
やっぱり、子供と一緒に暮らす家を私は建てたかったな…と後悔しています。
もちろん、両親と子供たちと過ごせたことは
感謝もしてますし、とても幸せなことだったと思います。
思いは人それぞれ。正解なんてないのかもしれません。
家を建てたいなと思うお客様の夢をお手伝いしていくことで
これからも私は幸せを感じていくと思います。
先日のお引渡しの際、奥様が
鍵を渡されたら泣いちゃうかも…と仰っていました。
嬉しくて私まで泣いちゃいそうでした。
私の夢はかなわなかったけれど
誰かの夢を叶えるお手伝いができるって
実はめちゃめちゃ素敵なことなんです。( *´艸`)
そのためにしっかり知識を増やしていってこれからも
暮らしやすいお家をご提案していきたいなと
思っています。(^^)/
tera